
先日、ナムのひろばに駐車していましたら、
車の温度表示が






今こんなんで8月はどうなるんでしょうか

こんな中、今を盛りに華やかに咲き誇っているのが
写真の「サルスベリ」です


中国南部が原産で、真夏に百日ほど花を咲かせるので「百日紅」とも言われています。
英語では、ギンバイカに似ていて、花びらが縮れているので「Crape myrtle」
フランス語では、「Lilas d'ete」夏のライラック
と命名されています。
どの国も花の特性から命名しているのに対し、ツルツルの幹で、猿もすべって落ちそうだから「サルスベリ」と命名した日本人は、なかなか洒落っ気がありますね


たいがいの樹木は、成長すると外側にコルク層という硬い樹皮ができますが、
サルスベリはどんどんはがれていきます。あえてツルツルの状態をキープして
つる植物に巻きつかれないようにする、生存戦略の一環なんだそうです

散れば咲き 散れば咲きして 百日紅 加賀千代女
炎天の 地上花あり 百日紅 高浜 虚子
昔も夏は暑かったんですね

花言葉は、「雄弁」枝先に花が集まって華やかで堂々としているから
「愛嬌」「不用意」ツルツルの枝で、落っこちそうだから
朝鮮半島にはこんな悲恋の物語りも語り継がれています。
ある村の若く美しい娘が、龍神への生贄に捧げられそうになっていました。
そこに偶然通りがかった王子が、龍神を退治し、そして二人に恋が芽生えます。
王子という身分ですので、一度都に戻り百日後には必ず迎えに来るから…と言い残し
都に帰っていきました。
そして、約束通り百日後に村に娘を迎えに帰ってみると、娘はすでに亡くなっていました。
娘の墓前で、王子が嘆き悲しんでいると、ふと一本の木が育っていくのを見つけます。
その木は、やがて美しい花を咲かせ100日咲き続けて王子を慰めました。とさ…
悲恋ですが、心が清らかに澄んできますね

熱中症にならないよう水分をしっかり取って、暑い夏を乗り切りましょうね

hanahana

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